24 6月 「東っ子を語る会」に参加して感じたこと
こんにちは!PTA会長の戸田です!
6月20日午後、「東っ子を語る会」に参加しました。
参加者は10数名ほど。地域自治会の方や民生委員、児童委員、地元保育園職員や中学校職員の方々です。
30分ほど全学年の授業見学を行ってから語る会が始まります。
校長による学校経営方針の話や、児童の日々の様子、プール改修が行われないことなど1学期の前半を振り返りながら学校の様子が伝えられていきます。また、教頭による研究主題や授業改善への取り組み、ICT(情報通信技術、つまりタブレット学習)活用に関すること、東っ子チャレンジなどの学力育成に関する話がありました。
また、江津市の社会教育課のご担当者による『コミュニティ・スクール』に関する話がありました。コミュニティ・スクールとは「学校運営協議会制度」を意味する仕組みのことです。
これまでの学校運営と地域社会の関わりは学校側がなにかを要請した際に保護者や地域、あるいは企業が「支援」する形で実行する仕組みですが、コミュニティ・スクール化されると、校長(学校)、保護者、地域、企業がひとつの共同体として『協働』し、地域づくりを行なうという流れに変わります。学校運営に地域の声を積極的に生かし、地域と一体となって特色ある学校づくりを進めていくことができるメリットを文部科学省は挙げています。これまでと特別大きく変わる感じはしませんが、体制の前提が変わっていく、という感じですかね。
全国的に拡がりを見せているようですが、「努力義務」という言い方がされていて、言い換えれば「やって欲しいからお願いするけど、強制ではない」というニュアンス。社会教育課としては今後、江津東小にも取り組むことを提案していくかと思いますし、今後PTAと地域の協議がされていくのかなと思いました。
そしてちょっとアツくなった議論が「江東中学校の今後」について。ご存じのとおり、江東中は生徒減が著しく、今年度に至っては入学した生徒は10人未満。さまざまな理由が挙げられますが、市街の中学校へ行く子が多いという事実。では来年度は?再来年度はどうなる?なにか対応策は?といったことについて議論する必要があるのではという意見がありました。
合併が囁かれるのも半分は公の事実のように感じますが、この会で意見された方から感じるのは「残したい」という気持ち。一方、地域の人たちが言う前に「各家庭の意向が優先されるはず」という意見も。
僕は残さなければいけないという使命感もわからなくはないですが、現実的には「我が子にこうしてあげたい」「我が子はこう考えている」という意見、気持ちが優先されるものかなと考えます。鉄道がなくなり、学校がなくなるというダメージは小さな町にとって過疎化をより深刻にさせるわけですが、昨日今日急に出た課題ではなかったはずです。
いずれにしてもPTAで一度議論するに値するテーマであることに違いありません。結論を急ぐというより「なぜ江津中学校に行くのか」「それぞれの家庭が、どのように考えているのか」にまずは皆で耳を傾けるところから始める必要があるのかなと思います。
決して、正しいかそうではないかという二元論ではなくて。